潤う僕たちは加湿器と旅に出た

加湿器のある世界を喜んでみる

高齢者こそ加湿器が必要

time 2025/01/08

インフルエンザをはじめとしたウイルス感染症の流行する季節には、高齢者ほど適切な加湿が必要だと思います。

空気が乾燥していると、鼻や喉など呼吸器粘膜が乾きやすくなります。粘膜が乾燥するとウイルスや細菌に対する防御力が弱まり、感染症にかかりやすくなります。特に高齢者は若年者と比べて粘膜の機能が弱くなりがちであり、適度に湿度を保つことが重要です。

空気中の相対湿度が適正範囲(一般的には40~60%程度)に保たれると、インフルエンザウイルスをはじめとする一部のウイルスの生存・拡散が抑えられやすいといわれています。乾燥しているほどウイルスは空気中に漂いやすくなるため、高齢者のいる空間では特にこまめな湿度管理が大切です。

高齢者は体温調節機能が低下している場合が多く、寒さを感じにくかったり、暖房を強くしすぎたりすることがあります。暖房を強くしすぎると空気が乾燥するので、加湿器を使って適度に湿度を確保することで体感温度を上げ、快適な生活環境を作りやすくなります。

高齢者は肌や粘膜も乾燥しやすく、のどの痛みや肌荒れ、かゆみなどを起こしやすいです。適度な湿度を保つことで、こうしたトラブルを軽減し、インフルエンザを含む様々な体調不良から身を守ることに繋がります。

なお、高齢者が転倒しやすい環境や、つまずきそうな場所に加湿器を置かないようにしてください。また、スチーム式など温かいミストの出る加湿器はやけどにも気をつける必要があります。
(機種にもよりますが、スチーム式は狭い空間で利用できるものであり、高齢者施設での利用には向きません)

 
加湿器 特養のケースはこちら

お知らせ